UNITED93(ユナイテッド93)・・・この言葉だけでは何のことかわからない方もいるかも知れませんね。5年前の同時多発テロの時に唯一目的地に到達できずに墜落してしまった一機のことです。
この一機だけが何故目的地にたどり着けなかったかがこの映画では描かれています。(ただし真実に近いフィクションだと私は理解しています。
ユナイテッド93便は離陸が30分遅れてしまったために、ハイジャック後、乗客が機内から家族に電話して、他の旅客機がテロに使われたことを知り、このままでは死ぬだけだと、勇敢にテロリスト達に立ち向かった結果、目標のホワイトハウス(推定)に到達することなく、ペンシルヴェニア州の森に墜落した。(目標に到達する前に諦めたテロリストが飛行機を墜落させたと推定されている)
この便に乗り合わせていた乗客の「Let's Roll !」(やってやろうじゃないか 又はやったろうぜ!)と言う言葉はあまりにも有名な言葉になりましたね。
この映画は製作発表のときからかなりの物議をかもし出しましたが、この事故の犠牲者のご遺族は、「あの人がどんな風に死んでいったのか、知ってもらうためにこの映画の取材に協力しました」と仰っていると言う事です。
この映画には無名の俳優さんばかりで、地上の航空管制官や、空軍の軍人の方も実際の9・11テロの現場にいた方が本人の役で出演しています。
この映画は、ユナイテッド93便に搭乗してから、墜落するまでの約2時間をリアルタイムで再現し、あたかも自分がこの飛行機に乗っているかのような錯覚を起こしてしまいそうになるくらいの緊迫感と恐怖感があります。
この映画は単にイスラム教を批判したりもしていません。
私はテロリストも神を信じながらも苦悩というか、躊躇する場面を見て、この人達もテロの被害者かもしれないと思った。
もしこの便があと30分離陸の許可が降りなければこの機は無事だったはずだし、アメリカの管理社会の歪も見え隠れしています。そして、あと数分早く自爆テロだということに乗客が気づいていれば結果も違っていたと思います。たらればを言ってもしかたが無い事ですが、生きるために闘おうとする人間の知恵と力も感じました。
そして、最後まで生きるために、アメリカを守るために勇敢にテロリストと戦った乗客と搭乗員の方々のご冥福をお祈りします。
このテロが起きた事で、アメリカはイラクに爆撃をしました。そして何の罪も無い人の尊い命も奪われました。いつの世もそうですが、戦争によってなんの罪も無い多くの人々の命が奪われてしまいます。でも、どちらを責める事もできません。それは戦争だからです。
勝っても負けても傷つくのです。
この映画のオフィシャルサイトにご遺族からのメッセージがあります。
ユナイテッド93便機内会話テープの翻訳と音声はコチラで視聴できます。
ご遺族の方々に1日も早く安らぎと微笑みが戻られますように。

利害関係が生じると、この関係を保つ為に争い、うそをつくように・・・・
争いの無い平和が良いですね。
世界平和はありえない事なのでしょうか?