秋になるとお受験シーズンだなぁと毎年思います。有名私立幼稚園&有名私立小学校へのお受験熱は凄いものですね。
デパートもお受験コーナーがあり、お休みの日にはご両親とお子さんでお洋服選びにも熱が入っていますね。
さて、先日小学校受験をするという方にお目にかかりました。受験ファッションはどんなものがいいのか悩んでいらっしゃいました。今はお受験産業も様々で、デパートにはお受験ファッションコーナーも登場し、その値段たるや凄いものがありますね。
私は、お子さんは幼稚園の制服で、ご両親はお手持ちの地味なスーツでいいと思うのですが・・・・
ここで考えなくてはいけないのは、親の財力ですよね。
例えばお受験用に親御さんが購入するスーツや小物・・・
お父さんが20万・お母さんが20万・子どもが5万とします。コレだけでも約50万かかるんです。
このくらいのものを普段から買える方はいいのですが、ここで無理をする必要があるのかどうかです。(もっと安いものもありますが)
スーツの値段で合格する訳じゃないのです。
それだけではなく、幼児教室などのお月謝もかなりの額になりますよね。お稽古事などで年間100万以上お子様にかけていらっしゃる親御さんもいらっしゃるようです。財力は重要ですね。
毎日のように幼児教室や進学教室とその他のお稽古に通い、お友達と遊ぶ時間もなく頑張るわけです。良いか悪いかは別として、こんなに小さなうちからお友達と遊ぶ時間もないなんていったいどうなっているのでしょうか?
欧米では、名門の家柄のお子さんは生まれたときから進学する学校が決まっています。彼等は親の財力のおかげだと言う事もよくわかっているし、それなりの教育と教養を身につけて社会に出ます。そして彼等は良く遊びよく学んでいます。
日本でも、第二次大戦前まではそういった習慣がありましたよね、代表的な学校は学習院ですね。
それが良いかどうかは別として、本音を言えば行きたい学校にみんなが入れる事が一番良いのですが、希望者が多ければ当然試験でふるいにかけなくてはいけなくなってしまうのも事実です。
まず一番大切なのは、お子さんが受験する学校がどのような家庭環境のお子さんを望んでいるか、親御さんの教育方針と学校の方針が一致しているのか。そして入学後どれだけ学校に対して協力できる親御さんなのかと言う事が一番大切だと思います。
例えば、寄付金のある学校・バザーなど行事への参加が多い学校等様々です。ご両親が共働きで経済的に豊かでも、学校行事に参加できない方は、そういう学校を選ぶべきではないと思います。
因みに私の知り合いのお子さんが通っていた学校は、寄付金もあり・バザーでは約10万円相当のものを提出、準備から後片付けまでご両親が協力するという慣わしでした。バザーで売っているものはとってもステキなものばかりですし(価格もさほどお安くはありません)、手芸品はとってもステキなものばかりでした。
それをこなせる親御さんでなければ、この学校には入学させられないのです。(コレを不公平だと仰る方もいらっしゃるのですが、私はそうは思いません。不公平だと仰る方はそんな学校に入れなければいいし、とやかく言う筋合いはないと思います。)
それでも毎年多くの方が受験するのは、この学校のしっかりした教育方針にあります。
しつけの厳しい学校ですが、子ども達はのびのびしているのです。それはいかに家庭教育が大切であるかと言う事はいうまでもありません。
面接をなさる先生方はそこを見ているのです。
その学校の先生とサークルでお友達になり、学校についてお聞きした所、財力だけじゃ入学できない、子どものためにどれだけ時間をかけられる事ができるか、家庭でどれだけしっかりしつけができているかが問題であって、お子さんが優秀かどうかは二の次だそうです。
なぜなら、これからしっかりとしたお勉強の習慣をつければ、いいのであって、どんなにIQが高くても基本的な家庭での躾ができていないお子さんは、その学校にふさわしくないと判断されるそうです。
親御さんがどんなにその学校にわが子を入学させたいと思っても、その学校のカラーに合わなければ不合格になってしまうこともあるのです。
私は公立の学校が悪いとも思わないし、私立だから良いとも思いません。
肝心なのはお子さん達がしっかりと社会性を身につけ、しっかり学ぶ事だと思います。
そして何よりも親御さんがお子さんを慈しみ大切に育てるかが問題です。
大學まである学校に入れれば、エスカレーターで上の学校に上がれるので、この先この子が苦労しなくてすむから・・・とよく耳にしますが、その分他で苦労はすると思います。
学生時代にスポーツクラブのアルバイトをしていた時、有名私立小学校を受験するお子さんの体操クラスを受け持った事がありますが、はっきり言って、「何でここまで?」と思うことを教えました。
幼稚園児に倒立や跳び箱が必須なのでしょうか?本当に試験でやっているのかどうかも謎でした。でも大人気のクラスで、受付を始めるとすぐに定員になるのが「お受験クラス」でした。
でも、そのクラスで、跳び箱を飛べなかった子は、東京の有名私立小学校に合格していました。
ちょっとシャイな子でしたが、そのまま大学を出て今はご実家の家業を立派に継いでいます。
私は子どもは雑草のように育ってほしいと思っているので、公立でも私立でもどちらでも親御さん次第だと思っています。
出会う先生にもよりますが、義務教育と言う事でせっかく国が用意してくれた学校があるのです、大いに利用しなくては損ですよね、そして公立の先生方がもっと頑張れるような環境もほしいと思っています。
子どもを頂点とした親と先生の正三角形がいいものになることが一番ですよね。
まず親御さんが目先の事に囚われたり、根拠のない情報に振り回されないことが一番だと思います。
