7月11日のNHKスペシャルで、危機と闘う・テクノクライシス「しのび寄る破壊 航空機エンジン」という番組をやっていました。航空機のエンジントラブルの異常の4割がタービンブレードという部品の破断だという内容で、各航空会社のエンジニアやメカニックの方々のご苦労がひしひしと感じられました。
タービンブレードは車のタービンの中にあるインペラの部分だと思いますが、航空機の物となるとかなり大きいし部品点数も半端じゃないですね。
私の知り合いにも大手航空機会社の整備をしていらっしゃる方がいらっしゃるのですが、とっても神経を使う仕事であることは以前から感じていました。
その割にはデスクワークをしている方よりもお給料が少ないと言う事に私は疑問を持っています。彼等の仕事が乗客の安全を守っていることに間違いはないのに、どうしてなんだろうって疑問が湧いてきます。そして何かトラブルがあればしわ寄せが来てしまう・・・・
日本は技術者の地位が低いって感じがします。昔風に言うと職工って言うのでしょうか?失礼な話です。
さて、この番組を見ていて、日本と欧米の考え方の違いについて私はハッとしました。
欧米の航空機エンジンを製造している会社は、エンジンは一発壊れても飛行機は飛ぶ事ができる。だからパイロットが落ち着いて操縦して着陸させれば良い。と主張しています。以前タービンブレードの破断で飛行機事故が飽きた時に、パイロットの操縦技術に問題があったとして処理されたそうです。
彼等の考えは、「機械は壊れるものである」という所から始まっています。しかし日本の考え方は「壊れてはいけない」が先に立っています。
形あるものはいつかは壊れるんです・・・・
ここで考えなくてはいけないのが、安全管理と危機管理だと思いませんか?どちらも重要ですが、最終的には危機管理能力の高い方が結果的には安全なんですよね。航空会社の技術者の方はトラブルを未然に防ぐために徹底的な検査をしていますが、やっぱりトラブルは起きてしまう。でも、そこをパイロットの方が落ち着いて操縦する事で尊い命を守ることができるんですよね。
昔コメットと言う飛行機が立て続けに墜落した事がありました。この時にはじめて金属疲労ということに技術者達は目を向けました。尊い犠牲のもとに今の最先端の技術があることも真実です。
安全管理は大切です、でもエンジンが一発壊れても飛ぶように飛行機はできている。トラブル0%はありえないけれど、多分日本の航空会社の安全率は世界でもトップクラスだと思います。民族によって考え方は違うにせよ、誰も事故は望んでいませんよね。ただ、日本って欧米に比べて危機管理に対する意識はちょっと・・・・と思うのは私だけでしょうか?
この番組は7月24日の深夜0時〜再放送があります。
さて、危機管理について、欧米と日本の考え方の違いで代表的な話しがあります。
母親が子どもを連れて歩いていた時熊に出くわしました、あなたはどうしますか?と言う質問をすると、こういった答えが返ってくるそうです。
日本人⇒子どもに覆いかぶさり子どもを守る。
欧米人⇒母親が熊の気を引いている間に子どもを逃がす。
この違いをどう思いますか?
余談ですが・・・・
私の子どもが小学校2年の時の担任の先生がこう仰りました
「忘れ物をするのは当たり前です。それをいつも親御さんがフォローしてはいけません!忘れ物をしたらどうしたら良いのか考えさせてください!そして忘れ物をしないためにはどうしたら良いのか自分で考えさせてください。困ったときに自分で考えられる子どもに育てなくてはいけません。」
この先生は若干小学2年生にこの事を学ばせてくださいました。親御さんによってはかなり文句を行っている方もいましたが、私は良い先生だと思いました。子どもの時から危機管理能力を養う事は、大切だと今も思っています。
う・・・また長くなってしまった・・・・

どんな優れた設計図、プランがあっても、実際にそれを具現化してくれる職人がいなければ、ただの絵に描いたもちです。何も生まれないのですから。
技術者こそ、仕事に見合った評価、報酬があってしかるべきだと思います。
危機管理の考え方は、あずささんの書かれたようなことから、日常生活の細かい部分でも感じます。
たとえば、働いていて、ミスをした場合。
人はミスをするものだから、それは仕方がない、でも、その後にどうフォローするかが大切だと思うのです。起こってしまったことを後からただ、責めたてても解決しません。
お客様商売でも、確かに不手際は不愉快かもしれませんが、その後に適切なフォローがあれば「ここなら、何かあっても安心」と、信頼が増すものだと思います。
日本人は、細かいミスをやたらと意味もなく責め立てるところがあるように思います。
たとえば、脱線事故を起こしたJRにしても、1分、2分の遅れが、とんでもない懲罰としてかえってくるために、それを隠そうとしました。
懲罰は、大事故、大きなミスを犯さないための一つの手段であるはずなのに、そのためにかえって事故が起こったなんて本末転倒です。
これは、極端な例にしても、こういうことって、会社にしても、学校にしても往々にしてあると思います。
その小学校の先生はすばらしいと思います。子供だって、立派な個性をもった人間です。導き方で、どんどん自分で考えて行動できる可能性を秘めています。このように幼いうちから、自然に身に着けることができたら、絶対将来に役に立つと思います。
その場では転ぶことが分かっていても、あえて転ばせて、大きなケガにならないように勉強してもらうことも教育だと思います。何でも先先手を出してあげても、いつかは子供より先にいなくなってしまうのですから、自分の力で道を切り開く力をつけさせるのが親の、大人の義務だと思います。
今の時代、特に危機管理能力を養うことは大切だと思います。そんな先生がいらっしゃったことが驚きであり、うれしく思えました。
(長文、すみません(^^;))
僕は以前C社で15年間、危機管理と安全管理の責任者をしてました。この講義をすると何時も何人か欠席しました。欠席した人に理由を聞くと、『仕事が忙しいから出席できませんでした。次回出席します。』欠席する方の答えは何時も同じです。命あっての仕事なのにと僕は何時も思いました。欠席した人達は、この小学校の先生のような視点を持っていらっしゃる方や親に教えて貰わなかった不幸な方々なんです。次回出席しますと言って、その次回の講義の前に事故や事件が起きないと誰も断言できないのです。YUKIさんもブログに書いてましたが、本当に日本は平和な国ですね。それもボケがつくくらいに。ところで、命を守る職業の方達のお給料が安いのは本当ですね。マネーゲームをする方があんなに儲けているのに、看護士、消防士、整備士、政治家の方々はどうしてこれが疑問に思わないのでしょうか。不思議です。
技術者の報酬はほんとうに低いんですよ!
頭でっかちの理屈屋さんよりもよっぽど仕事をしているなぁって思うことがあります。
理屈屋さんも必要ですが、現場で働く方々にももっと光を当ててほしいと思っています。
人間はミスをするもの・・・
仰るとおりだと思います。
ミスをするからこそ前に進めるのだって思っています。
技術者の報酬はほんとうに低いんですよ!
頭でっかちの理屈屋さんよりもよっぽど仕事をしているなぁって思うことがあります。
理屈屋さんも必要ですが、現場で働く方々にももっと光を当ててほしいと思っています。
命を守る価格とマネーゲームでの儲け・・・
ほんとうに不思議ですよね。
何が本当に価値のあるものなのか考えてほしいと思います。
危機管理や安全管理に対する意識の低い方は自分に対する危機管理も怠っているのでしょうか?聞いてみたくなります。
仰るとおりです、事故が起きれば現場の人間ばかりが非難され、素晴らしいものを作れば会社の手柄・・・・
絶対におかしな世の中です!
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